観覧車とコスモス
葛西臨海公園
コスモスの向こうには観覧車
新聞を見ていたら、「葛西臨海公園のコスモスが見頃です」という記事がでていた。
この葛西臨海公園には人工渚や野鳥の森、水族館などがあって今までにも何度か来たことがある。3つ(かな?)ある人工渚のうち一カ所は入ることができて、潮干狩りができた(本当はいけないのだっけ?貝を放流していたりもしたような気がするが、確かなことは覚えてない)し、泳ぐことはできないけれど、波打ち際で海を楽しむことができる。
他の人工渚は立ち入りが禁止されていて、野鳥のための場所になっている。Cosなどは野鳥のことはほとんど知らないけれど、公園にいたほかの人たちは「胸のところが白くなっているから○○だ」などと言っている人もいたから、野鳥好きの人が結構訪れているのではないだろうか?
葛西臨海公園へは京葉線が便利。東京駅での乗り換えは他のJRなどからはとんでもなく遠いところにあるけれど、有楽町線の木場で乗り換えるとそんなに大変ではない。乗り換えた木場からは一駅、「葛西臨海公園」駅からすぐに公園が始まっている。
隣のディズニーランドのある舞浜とはかなり雰囲気が違って、コンビニや食事をする店は駅の高架下に少しあるけれど、後は公園内のレストランぐらいしか店がない。ディズニーランドのように「お金を落とす場所」ではなく、「自然を楽しむ場所」というのが嬉しい。
日差しの強い日にはこの道を歩いて公園に行くのはかなり暑いのだが、幸いにも今日は雲があって、温度は少し高め(というより湿度が高かったのだが)だが、その分人も少なくて、歩きやすい日だった。
駅にも、公園の入口のところにも「コスモス」の文字がない・・・もしかしたら場所が違ったのではないだろうか?新聞には「葛西公園」とあったような気がするが、これは臨海公演後は別の場所ではないだろうかと不安になってくる。が、「せっかく来たのだからコスモスがなくてもいいじゃないか」と自分に言い聞かせながら公園の案内所の掲示板を見ることにする。
駅から道路を越える橋を渡って、公園の案内所のところに来ると、やっと掲示板に「コスモスが見事」とあってほっとした。ご多分に漏れず、コスモスの摘み取りもやるらしい。
どうやらコスモスは観覧車のところと海辺の二カ所に咲いているらしい。この観覧車はCosが葛西臨海公園に最初に来ていた頃にはなかったものだ。観覧車から見ると(コスモスは大したことはなくても)いい景色だろうな。
この案内所のところからは何とかトレインというのがでていて、場内を一周してくれる。300円もする上に子供向けであちこち行くのなら、あまり歩かなくて済んで楽かもしれないが、今回は行き先が決まっているので、乗るのはやめにしておく‖^O^‖
というわけでまずは観覧車のところの芝生広場に向かう。これが立川の昭和記念公園だったりすると、「コスモスはこちら」の看板が次々にあって、迷わないのだが、ここには看板がないから「こっちでいいのかなぁ?」と不安だったり・・・‖^O^‖
が、ホテル(江戸川区の経営?)の横を通って、駐車場のわきの道を行くと蓮池の向こうにはコスモスが広がっていた。
芝生広場のコスモスは四分咲きということで、まだ花の数はそんなに多くないけれど、たくさんのコスモスが咲いている。花の種類は少ないけれど、この観覧車とコスモスの取り合わせは何とも言えないものがある‖^O^‖
観覧車にも乗ってみようかと思ったけれど、乗ってしまえば「たったこれだけ」と思うほどしかコスモスが咲いていないのもわかっているので、それも寂しくてとりあえず興は乗るのをやめておくことにする。
コスモスのところまで行ってみるとコスモスのまわりにはロープが張り巡らされていて、なにやら看板がでている。この看板には小学校の名前が書かれていた。ロープで仕切られた区画ごとにその小学校の子ども達が手入れをしたのかもしれない。
そばに寄ってみるとロープが所々切れていて、そこからコスモスの中に入れるようになっている。中に入ってみると、通路の分だけコスモスがなく、他のところのようにロープやしきりもなく、歩いているとコスモスをかき分けて歩いているかのような気がしてくる。ただ、これは人がたくさん来たら、コスモスが倒されてしまうだろうなぁ・・
この写真の看板の横の通路は広いけれど、細い通路は人が一人やっと通れるようなものまであるのだ。これも子ども達の工夫だろうか?
季節はもう秋・・・コスモスのつぼみにとんぼがとまってくれた。本当はもっとたくさんいたんだけど、Cosが近づくとすぐに逃げてしまって、これしかとれなかった
もう一カ所展望広場にもコスモスがあるという。この展望広場は海に面した展望レストハウス・クリスタルビューの足元になるらしい。この建物は上までのぼることができて、そこから海を眺めることができる。おそらくそこからコスモスを見るとそれはそれできれいだったかもしれないのだが、ちょうどカメラの電池が切れて、予備の電池を忘れたために売店で電池を買ったら安心してのぼるのを忘れてしまった。忘れたことに気がついたのは家に帰ってからで・・・‖^O^‖
この中を抜けていくとその向こう側では満開の黄花コスモス。
黄花コスモスは好きではないのだが、さすがにこれほどの満開だと圧倒される。右の写真は黄花コスモスの中から、このクリスタルビューを見たところ。(かえすがえすも中から写真をとっておけば良かったと反省(^^;
ここもやはり学校の名前が書いてあって中に入って黄花コスモスを楽しむことができる。黄花コスモスの向こうに見える海というのもなかなかなものだが・・・できればピンクのコスモス、それも濃い色のピンクのコスモスだともっと良かったのに・・・
とはいうものの、ちょうど満開だっただけに中に入ってしまうとそこはまるで異次元空間のよう・・・日常を離れてというだけでなく、そこだけが特別な空間になっていた。もしかしたらとても贅沢かもしれない。
右の写真のポールのようなところに人がわたって通れる西なぎさへの橋があり、左の写真が野鳥のための東なぎさ