太東崎
灯台のコスモス
千葉県の九十九里に近いところにある無人灯台。
国道からこの灯台に行く道は狭い上に一本道ではないので、「本当にあるんだろうか?」と不安になる。
しかも最後は山登りのような道。(灯台が建っているわけだから、かなりの高台なのだ)
駐車場はあるものの、余りきやすい所ではないらしく、ほとんど人もいなかった。
訪れた日は今にも雨が降りそうな天気で、遠くのほうまで見ることはできなかったけれど、灯台のあるところは海と空がつながっていて気持ちがいい。
戦争中にはグラマン戦闘機を迎え撃つためにここに機関銃を設置して
あったという
ここには、太平洋に銃口を向けて戦闘機を打ち落とそうとした時代があったのだ。
当時はそれで戦闘機が打ち落とせると思っていたのかもしれない。
それともそんなことをやっても無駄だとわかってはいたのだが、
そうするしかなかったのかもしれない。
昭和27年にここに灯台が作られたのだが、海岸の浸食が激しくて、昭
和47年に100メートルほど奥に入った今の位置に移設されたのだという。
現在は灯台のあった辺りは地元の人たちが整備をしていて、今の季節はコスモスでいっぱいになっている。
車を止められるスペースやここに見えている向こう側の斜面にはベンチがいくつも置かれていて、景色を楽しむことができる。
今の季節はちょうどコスモスが花盛りだけれど、早春には千葉にふさわしく水仙がいっせいに花開くのだという。
掲示板にはそのことが書かれた新聞記事が紹介されていた。
コスモスの向こうには九十九里の海岸が見える。
ちょうどこの位置にベンチがあって、海を眺めながらのんびりとしたときをすごすこともできるのはとてもうれしかった。
ここは太東崎・・・岬ということで、反対側も海なのだが、そちらはこんな海岸ではなくいわばになっているようだった。
残念ながら海岸線が見えなかったので写真は撮ってこなかったのだが・・・
右の写真の右端見えているのが木でできたベンチ
このベンチからは左側に見えるような景色を楽しむことができる。
お弁当を持ってきて、海を見ながらお弁当というのもなかなか魅力的だ。
右の写真の向こうに見えているのが太東灯台。
現在は無人灯台になっていて、中を見ることはできないけれど、周りがこれだけきれいだとそれだけで十分かもしれない。
灯台のほうから駐車場を見たところ。
この道の右側の斜面にもっとたくさんのコスモスが咲いている。
左側は森の向こうに海が見えるだけで、景色としては余り面白くないが、
海がすぐ下まで来ているのがとてもよくわかる。
ここから砂浜のほうに降りたところに海岸植物群落があるらしいけれど、
道がよくわからなかったので、今回は省略。
千葉県勝浦市太東崎
コ
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